2023年度合格者体験記

K. Y. さん(鹿島朝日高校出身)
■ 昼間部/油画科

現役合格
多摩美術大学 / 絵画学科 油画専攻
東京造形大学 / 美術学科 絵画専攻領域








【志望校決定まで】
漫画を描くのが元々好きで、かつ学校での成績が絶望的だったので美大を目指しました(まあ美大も結局は勉強しなくちゃいけなかったけど)。自由度が高い油画に興味があり高校三年生の春からフクビに通い始め、とりあえず美大の知識がほぼない私は有名どころの武蔵美多摩美藝大を目指すことになりました。やはり不安でした。

【私の学科勉強法】
とにかく共通、センター試験の過去問を解いていました。意外とセンターの過去問でもしっかり対策になります。20年分を秋までに解いてそっからいろんな予備校が出してる共通予想問題を解く、できるだけ本番の空気感を再現できるとなお良いという感じです。本番では絶対に成績が下がるので過去問の時点で9割取れるぞって教科を作っておくと、やらかしてもまあまあもってくれるしやらかさなかったら爆アドになります。

【学校生活について】
割と遊んだりのんびり過ごしてました。絵描く時間と勉強の時間とは別にしっかり息抜きする時間を確保しないと受験本番で倒れてしまうのである種そこには慎重でした。

【後輩へのアドバイス】
絵に関しては先生がしっかり導いてくれるので講評で出てきた問題点を一個づつ解決するように努めればいいです。あと美大受験はメンタルゲーです。勉強と違い模試の結果なんか出ないし、自分がどこにいるか分からない感覚は普通に地獄です。だからこそ自分の気持ちと常に相談して「絵が楽しい」を続けてほしいと思います。

【終わりに】
誰かに助けてもらってばかりの受験生活でした。高3からという遅さにも関わらず合格に導いてくれた先生、私を信じて応援し続けてくれた両親のおかげで楽しく受験ができました。本当にありがとうございました。
U. T. さん(西南学院高校出身)
■ 夜間週4コース/油画科

現役合格
多摩美術大学 / 絵画学科 油画専攻
東京造形大学 / 美術学科 絵画専攻領域








 私は高校1年生の時からぼんやりと美大受験を考えていました。そして、そのまま2年生の夏フクビに通い始めました。そして、2年生の終わりになって絶対に美大に進学したいと思うようになりました。それからは正直しんどかったです。私はその当時は絵を描くという経験も浅く、絵に関しての知識もありませんでした。その上共通テスト模試では思うようにとれませんでした。なので、3年生からは東進へ通って、フクビにも通い続け、高校の授業を受け、高校の先生からの個別指導も受けていました。

実技に関しては気持ちの波が酷かった気がします。良い作品かもと思った次の瞬間には自分の作品が退化してるのでは??と感じてました。でも、それは短期的な視点であって、長期的な視点から見てみるとある程度は成長してるじゃん。とほっとした覚えがあります。なので、私は落ち込んだ時はずっと前に描いた自分の作品を見返してみることをおすすめします。あと、私がフクビで授業を受ける中で大切な事は画集を見る事だと思いました。(休日に美術館に行くのもおすすめです)

勉強に関しては、初めて受ける共通テスト模試はボロボロでした。しかも、困ったことに私のテストの成績はしばらく低空飛行してました。流石に焦りを感じて東進に入塾して、それでも成績が伸びず、高校で英語の個別指導を受けて、という感じでした。でも、最終的には成績はのびて、ある程度戦える状態にはなりました。 あと、最後に実技の練習でも、勉強でも言えることなんですが、ちゃんと寝てください。

ちなみに私は0時に寝る準備をするように心がけてました。徹夜で絵を描いたり、勉強したりは無理でした。次の日のパフォーマンスが確実に悪くなります。私が夜更かしをした次の日はほとんど脳が機能しておらず、何も考えられなくなってました。なので、受験期ぐらいは「寝る子は育つ」を信じて良いと思います。 もう1つ言いたい事は、詰め込み過ぎは良くないので、ある程度は加減して頑張ってください。ストレスがたまると1つ1つのことが面倒になって、やる気が消滅してしまうので…

私はストレス発散をするのが上手くできない人なので、どうストレスを扱うかについて結構悩みました。最終的に自分なりのストレス発散法は人と話すことだったと思います。あと、周りに人がいない時に不安を感じたり、イライラしたら爆音で好きな音楽を聴いてました。これは自分にとって1番良い方法だったと思います。

最後に、今まで支えてくださった先生方!ありがとうございました!!
C. M. さん(久留米高校出身)
■ 昼間部/デザイン科

現役合格
広島市立大学 / 芸術学部 デザイン工芸学科
九州産業大学 / 芸術学部 ビジュアルデザイン学科








 私は高校2年生の秋頃、ある漫画を通してデザインが学べる大学に進みたいと思うようになりました。 しかし吹奏楽部に所属していた私は文化祭が行われた9月まで部活の方に打ち込んでおり、高校3年生の10月に初めて無料体験で福岡美術学院に行きました。その後冬期講習を受け、1月に入学しました。デッサンは2年生の冬頃から週に1回個人で絵画教室を経営されている先生に習っていたことで、ある程度描けるようにはなっていましたが、広島市立大学の試験で必要だった形体はここで初めてしました。

形体の講評では「あとひと工夫あると良い」とよく言われたので、ネットから様々な大学の合格者作品などをすぐ見れるようにまとめたりしてました。スマホにまとめていたので、入試会場まで行く間にも手軽に見れて良かったと思います。

あとは、考え込んでやりすぎるより最初のインスピレーションのまま制作した方がいい評価だった事もあったので、工夫し過ぎて作品を評価する人にテーマが伝わらなくなるというような事にならないよう気をつけていました。これでは他の人と被るかもしれない、と思っても他の人もそう考えて変えるだろうと自分なりに解釈し、最初のアイデアのまま作ることが多かったです。

もっと早くから福岡美術学院に通えば良かったと思うと同時にギリギリでも通えて良かったと思っています。ご指導をして下さった先生方、仲良くしてくれた友人達、ありがとうございました。
R. O. さん(明善高校出身)
■ 土曜コース/佐賀大科

現役合格 【総合型選抜】
広島大学 / 教育学部 第四類(生涯活動教育系) 造形芸術系コース








 デッサンがどういうものなのか分からないし、高校で美術の授業を受けたこともない。高校三年生の7月、そんな人一倍遅れたスタートラインから私は美術系に進むことを決めました。 フクビに通い始めた時も常に「私が一番遅れている」という思いを抱えており、焦りながら毎週デッサンに取り組んでいました。

しかし、先生方は全くの初心者だった私の横を通る度に親切にアドバイスをしてくださいました。どのようにすれば質感が出るのか、モチーフの大きさを測ることができるかというポイントを教えてくださるだけではなく、時には私の絵に加筆をしながら意見をくださいました。周囲に支えられながら努力を重ねられる環境があること、そして自分の何倍も絵が上手な生徒さんがたくさんいることがフクビの魅力だと思います。

また、総合型選抜の対策でも幅広くサポートして頂くことができました。私が広島大学の総合型選抜を受けることにしたのは、フクビの先生が受験説明会に行って下さり、情報を得ることができたのがきっかけです。ポートフォリオ、小論文、面接、模擬授業まで何度も授業外の時間帯まで丁寧に見て頂き、そのおかげで本番では自信を持って望むことができました。広島大学教育学部の造形芸術系コースという、今まで誰も受験したことのない大学を目指していた私のためにたくさん情報を集めてくださった先生方には感謝しかありません。

「今から目指すのは遅いから諦めた方がいい」ということはありません。受験4ヶ月前に鉛筆の削り方を教わったとしても、受験1ヶ月前に初めて「ゲルニカ」を知ったとしても、努力と熱意次第で合格を勝ち取ることができます。受験という大切な時期をフクビで過ごすことができて本当に良かったです。

最後に、私がフクビの先生からのアドバイスで一番印象的だったものを共有したいと思います。「理想の誰かに近づくことが理想なのではなく、自分ができることを精一杯やる状態が理想。」フクビで成長できた日々を胸に、これからも前向きに進んでいくことができそうです。
M. O. さん(九州国際大学付属高校出身)
■ 佐賀大学総合型選抜直前講習会 受講生

現役合格 【総合型選抜】
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース(美術・工芸)







 私は福岡美術学院の総合型選抜直前講習会に計3回参加しました。志願理由書やポートフォリオの制作に関しては高校の先生方に手伝って頂き、なんとか完成させることが出来たのですが、実技だけは対策のしようがなく不安に思っていた時に見つけたのがこちらの講習会でした。

この3回の経験がなければ、私は佐賀大に合格することが出来なかったと思います。実技対策は本番同様に講義を受けて作品を制作するというものでしたが、私は講義の内容から大学側の求めていることを理解することが出来ず、3回とも的外れな作品を作ってしまいました。しかし、失敗したことでなぜ出来なかったのか、どうすればよいのかを考え続け、自分なりに対策を練ることで本番では練習の時よりも良いものが作れたと思います。さらに講習会では面接練習もあり、大人数の前で話す機会を与えて頂きました。そのおかげで本番はリラックスして面接を受けることが出来ました。

講習会を受けて、受験に必要な知識だけでなく、他の受験生の作品に刺激を受けたり、現代アートに興味を持つきっかけをくださったりとたくさんのものを得ることができました。外部生で、急に参加したにも関わらず、丁寧に指導して頂いて感謝しかありません。この講習会に参加して本当に良かったです。ありがとうございました。
A. N. さん(春日高校出身)
■ 佐賀大学総合型選抜直前講習会 受講生

現役合格 【総合型選抜】
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース(有田セラミック)







 私は高校3年生の9月に佐賀大総合型選抜直前講習会に参加しました。大学に提出するポートフォリオの作成において、何をすれば良いのか分からず、悩んでいる時にフクビに出会いました。それから、先生にアドバイスをいただき、とても良いポートフォリオを作ることが出来たと思います。その後、実技試験対策のために、毎週土日にフクビに通いました。中間テストや模試などがありとても大変で、追い詰められていましたが、作品の良いところを毎回褒めていただき、自信になり乗り越えることが出来ました。私は粘土での作品制作をした事がほとんどなく、とても不安でしたが、粘土のこね方や立体表現のポイントなどを丁寧に教えていただき、だんだんと自信がついてきました。また、フクビに行く日以外にも、家での発想練習の仕方などを教えていただき、充実した対策を行うことが出来ました。

私が総合型選抜を受けたくなかった一番の原因である面接も、しっかりと対策していただきました。元々人前で話すのが特別苦手という訳ではありませんが、自分に自信がなく、面接で自分をアピールできるはずがないと思って避けていました。面接練習は3回受けたのですが、他の受講生の前で練習すると聞いたときは、本気で逃げたかったです。ですが、皆がしっかり自分をアピールしている姿がかっこよくて、自分も皆に負けないくらいかっこよくなりたいと思いました。自分の面接に、先生や受講生の皆からアドバイスや応援メッセージが貰えたのでやる気が湧いてきましたし、自分への自信も強く大きくなりました。とても暖かい雰囲気での面接練習で、練習しやすかったです。

本番では、面接直前に緊張してしまいましたが、十分発揮できたと思います。とても丁寧にアドバイスをもらえましたし、いい所を沢山褒めてもらえたので、受験までに自信をたっぷり蓄えることが出来ました。本当にありがとうございました。
F. N. さん(久留米高校出身)
■ 日曜コース/佐賀大科

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース







 私は高校2年生の夏に佐賀大学の芸術地域デザイン学部に進学したいと考え、3年生の4月からフクビに通い始めました。週1回のコースだったので、中々自分の伸びが実感出来ず不安になることがありましたが、フクビで同じコースだった友達たちと慰め合い、辛い時も一緒に乗り越えることが出来ました。

総合型選抜対策ではポートフォリオ制作や模擬授業対策など徹底して行って下さいました。私はポートフォリオ制作で載せる作品が全く無く、一から作ったため、担当の先生に多大な迷惑をかけながらもなんとか完成させることが出来ました。模擬授業対策では本来の実技試験とは違い、求められている課題を正確に理解し、またそれを作品に表現するという力が必要でとても難しかったです。しかし、その体験があったからこそ学べたことも沢山あります。この試験で合格することは出来ませんでしたが、「芸術」というものへの捉え方が変わり、またその魅力を理解することができたと思います。こんなにも手厚く対策して頂けるのはフクビの佐賀大コースくらいだと強く感じました。

秋からは一般選抜に向けての練習が始まりました。私は最初、色塗りに苦手意識があり、静物着彩は絶対しないと謎の意地を張り続けていましたが、石膏デッサンで伸び悩んだ時に「 1回でいいから着彩もやってみたら?」という先生のアドバイスのもと、着彩を始めてみると想像していたよりも楽しく、結局は着彩で一般選抜を受けることになりました。このことからやる前から決めつけず、一通りやることが大事だと思います。

共通テストが終わったあと昼間部にコースを移籍し、週6でフクビに通いました。周りの子達がとても上手な絵を描くなかで、私の絵で受かるのだろうかと何度も不安になったり落ち込んだりしました。しかし、めげそうになりながらも休まずに通ったおかげで、前期試験で合格を勝ち取ることが出来ました!これも全てフクビにいらっしゃった先生方の熱心なご指導や同じコースに在籍していた仲間たちのおかげです。本当にありがとうございました。大学でもフクビで学んだ多くのことを生かしながら、自分が本当にやりたいことを見つけられたらいいなと思います!!
R. O. さん(福岡西陵高校出身)
■ 土曜コース/佐賀大科

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース







 私は小さい頃から絵を描くことが好きで、大学で美術を学んで絵で稼げるようになりたいと考えていました。高2のとき、通学可能な場所に佐賀大があることを知って、ここに進学しようと決めました。

3年生になって本格的に受験対策をしないといけなくなったとき、高校の先生にフクビを勧められて通うことにしました。美術部に所属していたので、そこまで下手ではないだろうと踏んでいたのですが、通ってみると全く基礎がなっていないことに気づきました。周りを見てかなり焦りましたが、先生方の的確なアドバイスのおかげで少しづつ上達することが出来ました。

総合型選抜直前講習は入試とほぼ同じような形式で、面白い講義を聞いているようでした。結果は不合格だったけど、ためになる時間でした。一般選抜の前期試験に向けての実技練習では、石膏デッサンと静物着彩どちらも試してみて、最終的に自分に合っていると思われる着彩で受験することを決めました。

共通テストまでは勉強との兼ね合いも考えた無理のないペースで演習をすることができて、実技が勉強の負担になるようなことは無かったです。私立入試以降は最後の大詰めでほぼ毎日通いました。フクビの先生は、不十分な部分はしっかり教えてくれるけど、よく出来たら褒めてくれるので、モチベーションを維持しつつ自分の強みを知ることが出来ました。本番までには自分の作風も確立して、安定感のある絵が描けるようになっていました。おかげで少し難しい問題が出たけど、冷静に対処することができました。

フクビに来て、自分の絵が少しづつ良くなる喜びを知り、より美術が好きになりました。親切にご指導してくださった先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。
K. T. さん(福岡中央高校出身)
■ 土曜コース/佐賀大科

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
九州産業大学 / 芸術学部 ビジュアルデザイン学科
九州産業大学 / 芸術学部 芸術表現学科








 私は高校2年生の夏からフクビに通い始めました。芸術の学べる大学に行きたいと考えてはいたものの、志望大学ははっきりと決まっていなかったので、フクビの先生と相談して基礎コースに入りました。週2日のコースで基礎デッサンを中心に着彩や色面分割など様々なことに取り組みました。私は当時美術部に所属していましたが、デッサンはとても苦手でした。その上、フクビには上手な人が多いので最初は少し萎縮していました。しかし先生方が基本からしっかりと教えてくださり、どんどん上達していくのを自分でも感じることができました。そして次第にデッサンに自信を持てるようになりました。

志望が佐賀大学に決まり、佐賀大クラスに移籍した後も、私大受験の際に鉛筆デッサンが必要だったので2年生の時に学んだ基礎デッサンが大変役立ちました。そのお陰で私大にも合格でき、国公立の受験の前に私大に受かっていたことで心に余裕ができました。どこの大学を受けるにしても早いうちから基本のデッサンを学んでおいて損はないな、と思いました。

第1志望の佐賀大学受験に関しては、本番直前期に毎日続けて1日1枚描いていたときに1番成長できたと思います。そして試験当日は頭の中でフクビの先生達を想像して、先生にこう指摘されそうだな、あの先生ならきっとこう言うだろうな、と考えながら描きました。逆光という難しい場所を当ててしまったけれど、本番を想定して逆光の対策もしていたのでいつも通り描くことできました。また、国公立の受験には勉強も必要だったので、先生に勉強と実技対策の両立についても度々相談していました。勉強が苦手で模試で5割ほどしか取れていなかったので、先生と相談して共通テストが近くなると授業を少なくして勉強に集中しました。結果7割を取ることができ、その後の実技対策にも集中できました。勉強ができなくて焦っていた私に道を示してくださった先生に感謝しています。

フクビに通っていなかったら合格を掴み取ることは出来なかったと思います。実技と共通テストなどの受験対策に加え、頼れる先生や同じ目標に向けて頑張る友人の存在が心の支えになりました。大学でもフクビで努力した日々を忘れず、先生の自慢の教え子になれるよう頑張ろうと思います!本当にありがとうございました。
M. N. さん(中村学園女子高校出身)
■ 直前講習会生

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース








 私が進路を決めたのは高校3年生の夏休み前です。それまで美術系の学校に進もうとは少しも考えたことがなく、絵画教室に通ったことも美術部に所属したこともありませんでした。最終的に美術学部を志望した理由もなんとなくデザインが好きだったからという漠然としたものです。元々の経験が浅く、結果的に周りの受験生の中でも苦労した方だという自覚があるので、私の体験記が後続の受験生の役に立ったら嬉しいです。

進路を確定した私は佐賀大の総合型選抜と一般選抜の前期後期の両方を受験すると決め、フクビの総合型選抜直前講習会を受講しました。講習会では押さえるべきポイントや出題された問いのタイプごとの対処法などをわかりやすく教えていただき、回数をこなすごとに実力がついていくのが自分でもわかりました。ですが私は本番への不安を払拭できず何度も受講回数を増やし、最終的には受講回数が最多の生徒になっていました。それでも、結果は不合格。結果を知ったときは落ち込みましたが、あと 2 回チャンスがあるとポジティブに考えるようにしました。

私は学力面に不安があったため、共通テストが終わるまでは勉強だけに集中することにしました。1月後半になってからようやく実技試験の対策を始めましたが、私の美術経験はほぼゼロに等しく、用具は未所持、画用紙の裏表もわからない状態でのスタートでした。周りの人との実力差などを考えると不安でいっぱいでしたが、初歩的なことからひとつひとつ教えていただけるので同じように不安に感じている方は安心してほしいです。個人的にいちばん力がついたと感じたのは、絵が上手い人の描き方や手順を直接見せていただいた時です。ときどき作業の手を止めて周囲を見回したり、動画サイトなどを参考にするとタメになると思います。

そうして練習を重ね迎えた本番では、緊張でいつもしないミスを何度もしてしまい、実力をうまく発揮することができませんでした。結果は当然不合格。冷静でいることの難しさと重要さを同時に痛感しました。私は滑り止めの私大を受けておらず、後がないこともあって、ショックと不安は総合型選抜のときよりも大きかったです。それでも後期はすぐにやってきます。このような状況になるとある意味でメンタルケアの上手さが問われるところもあるので、気持ちを切り替えるためのルーティンのようなものを自分で設定しておくと楽かもしれません。その後は枚数を重ねひたすらブラッシュアップを続けました。

後期の合格発表で自分の番号を見つけたときは、自分のしてきたことがやっと形になったのだと感じました。受験生になると何度も聞くフレーズだと思いますが、最後まで諦めないで取り組み続けることは本当に本当に大切です。時間をかけて積み上げたものは必ずいつかどこかで役に立ちます。

最後に。私を合格に導いてくださったフクビの先生方、好きなことを好きなだけさせてくれた両親、ありがとうございました。
N. I. さん(筑前高校出身)
■ 土曜コース/佐賀大科

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
九州産業大学 / 芸術学部 生活環境デザイン学科








 私は中高どちらも吹奏楽部で、絵を描いたことはほとんどありませんでした。フクビに本格的に通いだしたのも高校2年生の中盤ごろからです。本当に何も分からず、鉛筆の削り方から教わるような状態でしたが、先生方の丁寧なアドバイスや同じ学校を目指す友人からの刺激によって、無事志望校に合格することができました。

また、フクビには今までの受験のデータがしっかり揃っているので、安心して制作に打ち込むことができます。美大受験に興味があるけど何も分からないし、自分にできるか分からないという人ほど通ってみることをおすすめします。

進路についても納得するまで面談してくださったり、受験以外にも美術のことを少し教えて頂いたり、日々たくさんの学びがあり、本当に良い環境だったなと思っています。ぜひフクビで合格に向けて頑張ってください。
H. T. さん(福岡工業大学附属城東高校出身)
■ 日曜コース/佐賀大科

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
九州産業大学 / 芸術学部 芸術表現学科








 私がフクビに通い始めたのは高校2年の冬からで、当時お世話になっていた人物デッサン教室の先生の紹介が入学のきっかけです。共通テスト前は週1回、共通テスト後は週5・6回、佐賀大対策として鉛筆で石膏デッサンを行いました。

私はフクビに入学するまで石膏像を描いたことがなく、入学直後は人物デッサンとの違いに慣れることに苦労しました。ですが、何ヶ月か石膏デッサンを続けているうちに石膏像を描くことが好きになりました。受験が終わるまで楽しみながら描き続けることができ、受験期で不安に感じたことは実技より勉学面の方が大きかったように感じます。

石膏デッサンが好きになったのは、先生の講評やアドバイスが的確で丁寧だったからです。次の作品に取り組むときに意識する改善点や技術を整理しやすく、いつも制作が楽しみでした。これは、私が佐賀大に合格出来た大きな理由だと思います。指導してくださった先生方、本当にありがとうございました。
M. S. さん(大分 宇佐高校出身)
■ 直前講習会生

現役合格
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 / 芸術表現コース
九州産業大学 / 芸術学部 芸術表現学科
大分県立芸術文化短期大学 / 美術科 美術専攻








 私は、高校1年生の夏に地元で行われた説明会をきっかけに、佐賀大学を目指しました。そこで、早くから対策するために、学校の先生に勧められたフクビに通いました。私は大分に住んでいるため、夏休みや冬休みなどの長期休みに通い、教えていただきました。

佐賀大学を目指してはいたものの、勉強がとても苦手でした。そのため3年生になってからはさらに勉強に打ち込むため、フクビに通ったり、定期的に絵を描いたりする時間が取れない状態でした。しかしそれでも共通テストでボーダーを取ることができず、正直佐賀大学は諦めていました。それでもフクビの先生は、いつも前向きな言葉をかけてくれたり、熱心な指導や面談のしてくださいました。そんな先生方のおかげで最後の一ヶ月は今までで1番、絵のことに全集中して、奮闘することができました。

フクビでは、寄り添ってくれる先生方がたくさんいます。私が実技で大逆転できたのもフクビの先生方の熱心な思いと、丁寧で的確な指導のおかげです。本当にありがとうございました。
S. M. さん(長崎 猶興館高校出身)
■ 土曜コース/油画科

現役合格
尾道市立大学 芸術文化学部 / 美術学科








 私は高校3年生の時、春期講習会をきっかけにフクビに通い始めました。最初は日本画で受けようと考えていましたが、先生方との面談を通し、夏頃に油画で受けることを決めました。油画を1度もしたことがなかったので不安も多くありましたが、フクビの先生方が一から丁寧に指導して下さったおかげで、毎回、前回言われたことをふまえて、目標を持って授業に臨むことが出来ました。また、周りの人の作品から学ぶことはとても多く、良い刺激となりました。

私はフクビまで片道約3時間かかり、週に1回毎週日曜日に通っていました。夏期講習や冬期講習、直前講習の際には福岡に滞在してフクビへ通いました。上手く描けない時や疲労が溜まっている時にきついと感じたことも何度かありましたが、先生方は私がひどい絵を描いていても見捨てることはなく、本当に先生方と家族のサポートがあったからこそ最後まで頑張れたのだと思います。入試では緊張はしたものの、ペース配分も考えられたし何よりも楽しく描くことができました。

私は元々美術系の道に行きたいと漠然と思っていたけど中々行動に移せなくて、3年生から通い始めたので実際自分でも遅いスタートだなと感じていましたが、フクビに通い、いつからでも遅くないと思いました。それくらいとても手厚く指導してくださった先生方には本当に感謝しかありません。

最後に、入試までの大切な時間をフクビで過ごせて良かったです。短い間でしたが支えてくださった先生方、同じ志をもった仲間たち、本当にありがとうございました。この感謝を忘れずに大学でも頑張ります。
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